RIC-AUTO-T リックオートトレーニングⅠ&Ⅱ

RIC-AUTO-T リックオートトレーニングは、RIC(局所的・遠隔的虚血操作)とMCT(MCトレーニング)が、カフを巻き替える手間なく一度のセッティングで行えるモードです。

RICとMCトレーニングが
ワンストップで可能!

RICオートトレーニングⅠ

今までであれば、リックはリック、MCトレーニングはMCトレーニングとカフも圧力設定も別々にセッティングする必要がありました。リックオートトレーニングモードを使用すると、本体の操作やカフを巻き替える手間なく、RICMCトレーニングを一度の操作で行うことができます。

リックオートトレーニングⅠの作動

【1】リックオートトレーニングの設定画面です。通常のリックオートと同じくスタート圧力値250mmhg、センサーカフ圧力は100mmhgが標準設定。

【2】リックオートトレーニングのスタートボタンを押すと、駆血カフの加圧が始まります。センサーカフが最適な最低閉塞圧をオートで設定します。

【3】センサーにより利用者の最低閉塞圧が設定されました。センサーカフも100mmhgから最低閉塞圧となる278mmhgまでカフ圧が上昇します。

【4】2連カフすべての圧が閉塞圧まで上昇することで、筋肉内の毛細血管の血流が制限され低酸素状態が維持されます。少しの運動程度では、血流も起こらないのでRIC終了前の30秒程度トゥーレイズ、カーフレイズ、足指グーパーなどの運動を行えばより効果の高いRIC・MCトレーニングが行えます。

ご注意
※激しい運動では、想定以上の血流が起こりますで”うっ血”を起こす可能性があります。RICの残り時間を見ながら、30秒程度の運動を行って下さい。

RICオートトレーニングⅡ

MCCの開発者「ふく田整形外科 福田博司先生」がお勧めする
RICオートトレーニングⅡ

RICはできるだけ長い方が良いとされていますが、推奨されている時間は駆血5分×5回+除圧5分×4回の45分。現実的には実現が難しい設定であるが、もっと短時間に同等の効果を目指せる方法がある。それを可能にするのがRICオートトレーニングⅡです。

答えは!「RIC+手足の運動」

上肢のときは 手の運動、下肢のときは 足 の 運動

  • ①運動で酸素を消費、筋肉の低酸素が進行する。
  • ②筋肉の低酸素でもRICの効果は期待できる。
  • ③しかも、筋力増強できる。

これにより30秒から1分、3~5セットでOK!

Circulation. 1997 Sep
Ischemic Preconditioning at a Distance Reduction of Myocardial Infarct Size by Partial Reduction of Blood Supply Combined With Rapid Stimulation of the Gastrocnemius Muscle in the Rabbit

遠隔虚血プレコンディショニング
ウサギ腓腹筋の急速(電気)刺激+血液制限で心筋梗塞サイズがより減少

RICオートトレーニングⅡの作動

【1】1回目はRICオート、2回目以降はRICマニュアルに切り替わるRICオートトレーニングⅡモードです。

【2】1回目のRICオートでは通常RICと同様にセンサーでその方にとって最適な最低閉塞圧を検出します。

【3】1回目のRICが終了します。最低閉塞圧289mmhgが検出されました。この数値が2回目以降のRICマニュアルの加圧値となります。

【4】2回目以降のRICオートでは、速筋がオールアウトの目安となる30秒、45秒、60秒、90秒、120秒の設定が可能です。