MCCスポーツを使用した高校生アスリートのパーソナルトレーニングとケアを取材しました。トット治療院様

部活動からの依頼を受け学校でのパーソナルトレーニングとケアを行うトット治療院院長大河内先生とスタッフの後藤先生に実際のトレーナー活動について取材をさせていただきました。

トット治療院 院長の大河内智哉先生

スタッフの後藤大貴先生

トット治療院について教えて下さい。

学生時代はバスケットに打ち込んでいました。その時にトレーナーの姿に影響を受けトレーナーの専門学校へ進学。その後、独立開業を目指したい思いから鍼灸師の免許を取得しました。

開業してしばらくは治療院としてやっていましたが、トレーナーをしてみたい気持ちもずっと持っていました。ある高校のバスケットバール部が「トレーナーを探している」と、知り合いの先生から紹介があり、トレーナーをやらせてご縁を頂きました。

現在ではこの高校のトレーナーも7~8年になります。

どのような患者様が来院されていますか?

トレーナーをしている関係で、やはり学生のアスリートが来院してくれています。ただ基本的に1回6,800~9,800円が基本料金になっているので、中高生は頻繁に来院しにくい現実もあります。

トレーナーとして学校へ出張していますので、その場でできる事はその場でも行いますが、十分な施術が必要な場合には治療院へ来院してもらっています。また患者さんからの口コミで最近ではクラシックバレーのダンサーさんや、講師の先生も来院してくれています。通常の痛みや身体の不調に対する施術を目的とされる方は、サラリーマンや主婦の方多いですね。

MCトレーニング(低酸素速筋トレーニング)の効果で実感できるところは?

私の個人的な実感ですが、まず学生の体つき(筋肉)が大きくなります。特に瞬発力というか5メートル程度の短いダッシュというより、15メートルとか20メートルのダッシュ力に違いが出てきているように感じています。

選手それぞれが持っている爆発的パワーが、自分の持っている6割とか7割しか使えてなかった選手でもMCトレーニングをすることで9割まで使えるようになっているという感じでしょうか。

MCCを使う様になって何が変わりました?

これに関しては、先ほどと別のB高校のバスケットボール部もトレーナーをさせてもらっているのですが、こちら高校では、はまだまだこれから伸びてくる選手が多く、現実的にインターハイが狙えるA高校の選手は、そもそもの運動能力が高く明らかな体力差も感じられます。A高校の方が初めから優秀な選手が集まっていることでもあるかもしれませんが、こういった選手の方がMCトレーニングをすることでの明らかなパフォーマンスアップを実感できています。

これは選手の運動能力の限界の壁を突破するイメージで、そもそも7割から8割のパワーしか発揮できない選手は、基本的な体作りを重点的に行う必要があり、そのうえでMCトレーニングを継続し、さらなる運動能力の向上を目指します。

トレーニングメニューについて

MCトレーニングを行うにあたって気を付ける点は、まず患者さんの運動能力を見極めることが大切です。基礎的な体力や体が出来上がっていれば、より実践的な動きを交えたトレーニングを行う様にしています。基本的なレベルで体力が足りていない選手には、基本的なトレーニングであるスクワットなど下半身を鍛えるトレーニングを重点的に行います。

バスケットボール選手の運動能力を判断する一つの基準は、自分のもっているパワーを出し切れるか出し切れないかです。MCCで言えばカフの圧に耐えられるか耐えられないかも判断基準になります。

具体的には、まだまだ基礎体力を向上させる必要のある選手には基本的なトレーニングを2種類、バスケットの動きを取り入れたトレーニングを1種類。運動のレベルが上がって自分の持っているパワーを出し切れている選手であれば、基本トレーニングを1種類、バスケットの動きを取り入れたトレーニングを2種類などとしています。

例えば、脚をとにかく早く動かすハーキー、リバウンドを意識したジャンプトレーニングや、ディフェンスを意識し反復横跳びなどと織り交ぜたトレーニングを行います。

RICはどのように使われていますか?

学生の運動前ももちろんですが、パーソナルトレーニングを受けられる方の準備運動としてRICを行っています。RICを使うと筋肉や関節がゆるむためか関節の可動域も広がっています。患者さん自身動きの改善を感じられる方や痛みが軽減するこがたくさんいらっしゃいますが、RICに頼ってしまうと自分自身の怠慢になってしまいそうで、今は自分の手を動かして施術を行う様にしています(笑)。

実際の器械の稼働比率でいえば、筋膜リリースアプローチが6~7割、トレーニングとRICが3割~4割と言ったところでしょうか。

MCC導入の決め手は?

MCトレーニングが行えることはもちろんですが、MCCに一番惹かれたのは、木村先生のPFR筋膜リリースですね。

加圧トレーニングは以前から知っていて導入も考えていました。ただ、加圧トレーニングだけなら、加圧トレーニングのもっと安い器械があったのでそれで良かったのですが、筋膜リリースアプローチができる事がMCCを導入する決め手になりました。木村先生からは、トレーナーとしても治療家としても学ばせて頂く事が多く、新しい発見もありとても感謝しています。

トット治療院の将来像は?

トット治療院では高校へ出張するトレーナー活動と院での施術&パーソナルトレーニングを平行して行っていますので、院長の自分とスタッフの後藤先生との施術者2名体制でフル稼働しています。トレーナーを依頼されている学校も1校は名古屋市内ですがもう一行は、関西圏からの依頼なので私と後藤先生合わせて月に3~4回は関西まで車を走らせています。

いずれ後藤先生が独立されるので、施術者・トレーナーとしてもチームを組んでさらにトレーナー活動が名古屋から関西圏に至って事業としても発展できるよう協力体制を築いていけるよう考えています。

ご協力 トット治療院・トットスタジオ様
MCCを使用した高校生アスリートのケアとトレーニングを取材させていただきました。

■トット治療院・トットスタジオ
名古屋市千種区茶屋が坂1丁目22-12 アクセス茶屋が坂2F